4~6月に、伊丹市職労では「自己との関わり方」をテーマに学習会を開催しました。
4月は、國分功一郎・千葉雅也『言語が消滅する前に』を読み、「言葉」「意志」「孤独」といったテーマについて考えました。5月は、牧野智和『社会は「私」をどうかたちづくるのか』から、「私」が社会的にかたづくられていること学び、そこで求めれる「私」や社会とのつながりについて考える機会となりました。そして6月は、アニル・セス『なぜ私は私であるのか』を通して、脳科学の観点から「私」がどのように成り立っているのか、意識は人間以外にも及ぶのかということについて議論しました。
三冊に共通していたのは、「私」は確固たる存在ではなく、言葉や他者、社会や身体との関わりのなかで、絶えず形づくられていく存在だという視点です。
私たちが求められている「主体性」や「自律性」は、「『私』が考え、判断・決定できる」ということが前提とされています。しかし、今回の三冊はいずれも、その前提となる「私」そのものが、言葉や社会、身体との関わりによって成立していることを示していました。
だからこそ、本当の意味で「主体的に働く」とは、「私」だけを強調することではなく、自分と他者との関係を問い直しながら、ともによりよい職場をつくっていくことなのかもしれません。
7月からはテーマを「他者との関わり方」に移します。「自己」を考えてきたからこそ、次は「他者」を考える。最初に取り上げるのは、朱喜哲『バラバラな世界で共に生きる』です。ぜひご参加ください♪








