伊丹市職員労働組合のブログ

伊丹市職員労働組合の活動の記録

「自己」を考えることから始める-学習会(4~6月)を振り返って

4~6月に、伊丹市職労では「自己との関わり方」をテーマに学習会を開催しました。

4月は、國分功一郎・千葉雅也『言語が消滅する前に』を読み、「言葉」「意志」「孤独」といったテーマについて考えました。5月は、牧野智和『社会は「私」をどうかたちづくるのか』から、「私」が社会的にかたづくられていること学び、そこで求めれる「私」や社会とのつながりについて考える機会となりました。そして6月は、アニル・セス『なぜ私は私であるのか』を通して、脳科学の観点から「私」がどのように成り立っているのか、意識は人間以外にも及ぶのかということについて議論しました。

三冊に共通していたのは、「私」は確固たる存在ではなく、言葉や他者、社会や身体との関わりのなかで、絶えず形づくられていく存在だという視点です。

私たちが求められている「主体性」や「自律性」は、「『私』が考え、判断・決定できる」ということが前提とされています。しかし、今回の三冊はいずれも、その前提となる「私」そのものが、言葉や社会、身体との関わりによって成立していることを示していました。

だからこそ、本当の意味で「主体的に働く」とは、「私」だけを強調することではなく、自分と他者との関係を問い直しながら、ともによりよい職場をつくっていくことなのかもしれません。

7月からはテーマを「他者との関わり方」に移します。「自己」を考えてきたからこそ、次は「他者」を考える。最初に取り上げるのは、朱喜哲『バラバラな世界で共に生きる』です。ぜひご参加ください♪

 

 

 

 

市職労ニュース(2026年6月10日No.24)

市職労ニュース(2026年6月10日No.24)を発行しました。

文化厚生事業として、難波の「蓬莱本館」で交流イベントを開催します。551蓬莱の豚まんと焼売を、自分の手でつくる体験イベントです。

蒸し上がるまでの待ち時間には、酢豚やエビチリなど蓬莱自慢のランチを堪能。つくって、食べて、交流できます。

今回は新規採用職員の歓迎会も兼ねており、職場や世代を超えたつながりをつくる機会にしたいと考えています。一人でも、同僚と一緒でも、新規採用職員を誘っての参加も大歓迎です。

詳しい日時・申込方法は組合ニュースおよび組合書記局までお問い合わせください。

市職労ニュース(2026年6月10日No.24)

 

市職労ニュース(2026年6月3日No.23)

市職労ニュース(2026年6月3日No.23)を発行しました。

今回の市職労ニュースでは、Apple創業者のスティーブ・ジョブズの言葉を紹介しました。

素晴らしいアイデアと素晴らしいプロダクトの間には、膨大な量の職人技(craftsmanship)がある

ジョブズは、優れたアイデアやビジョンがあれば仕事の大半は終わったような気になってしまうことを「病気(disease)」と表現し、アイデアを現実の成果へと変えるために、現場での試行錯誤や改善、地道な実践が必要であることを語っています。

この考え方は、自治体の仕事にも通じるものがあるのではないでしょうか。

近年、伊丹市ではヒューマンリソース戦略やパーパスの策定など、組織の方向性を示す重要な取組が進められています。こうした取組は、これからの自治体運営において欠かせないものです。

一方で、どれだけ優れた方向性が示されても、それだけで市民サービスが向上するわけではありません。窓口で市民の相談を受ける職員、道路や公園を維持管理する職員、保育や福祉の現場で働く職員、災害時に対応する職員――。市民サービスを支えているのは、日々それぞれの現場で判断し、行動し、工夫を重ねている職員一人ひとりです。

こうした現場の積み重ねこそが、ジョブズの言う「craftsmanship」であり、ここにこそ目を向けるべきだと考えています。

組合がこれまで取り組んできた人員確保や人材育成、働きやすい職場環境の整備、ハラスメント対策も、市民サービスの向上や戦略やパーパスの実現にもつながる重要な取組です。

現場を知ること。現場の声を聴くこと。そして現場で働く職員を支えること。

これらは、組合活動の原点であると同時に、組織が掲げる「言葉」を「実」に変えていくために欠かせないことだと考えています。

市職労ニュースでは、こうした視点から組織づくりや職場環境についても引き続き発信していきます。ぜひニュース本編もご覧ください。

市職労ニュース(2026年6月3日No.23)