伊丹市職員労働組合のブログ

伊丹市職員労働組合の活動の記録

雑感

公務員が公共哲学を学ぶ意義(高嶋直人「公務員の基礎知識」in『月刊ガバナンス 2023年7月号』)

『月刊ガバナンス』の連載の一つ、高嶋直人「公務員の基礎知識」の第4回は「公共を学ぶ」で、現職公務員が「公共」を学ぶ必要性が説明されています。 高嶋さんは、公務員に求められることを次のように述べます。 価値観が多様化し、将来が見通せなくなった今…

人員確保闘争・夏期一時金闘争を振り返って

人員確保闘争は6月1日、夏期一時金闘争は6月8日に交渉のヤマ場を迎え、それぞれの交渉結果を6月13日に開催した中央委員会で報告しました。 人員確保闘争は「職員が足りていない!」ということを訴え、必要な人員を確保するよう要求します。 今回の交渉…

西田亮介『ぶっちゃけ、誰が国を動かしている教えてくださいー17歳からの民主主義とメディアの授業』

統一地方選挙が近づいています。組合として、また一人の市民として、どのように「政治」と向き合うことができるのか、向き合った方がよいのかということを、選挙の度に考えています。 政治との向き合い方について、西田亮介さんの『ぶっちゃけ、誰が国を動か…

保育所問題をどう考えるか(『地域を支えるエッセンシャル・ワーク』)

伊丹市職員労働組合の今年度の重点取り組みの一つに、エッセンシャル・ワーカーの問題があります。エッセンシャル・ワークを理解するために、山谷清志・藤井誠一郎編著『地域を支えるエッセンシャル・ワーク-保健所・病院・清掃・子育てなどの現場から』を…

堤直規「「組合」役員として~様々な「思い」に触れる」(『月刊 ガバナンス2022.10』)

『月刊 ガバナンス』での堤直規さんの連載「キャリアを拓く!公務員人生 七転び八起き」は、「「組合」役員として~様々な「思い」に触れる」です。堤さんは、『公務員1年目の教科書』『公務員の「異動」の教科書』『公務員ホンネの仕事術』等、多くの著作を…

市長と組合役員との懇談会

2022年8月31日(水)は、市長と組合役員との懇談会がありました。組合役員の任期は2年でであるため、役員体制が変わる2年ごとにこのような懇談会の場を設けています。 今回の懇談会において、市長からはデジタル戦略とグリーン戦略を基軸として、時代の転換…

武田俊輔「コロナ禍における都市祭礼のレジリエンス-長浜曳山祭の再開を事例として」

『月刊 自治研 2022年8月号』の特集は、「コロナ禍の祭りとコミュニティ」です。コロナ禍の影響で、祭りやイベントの中止・延期を余儀なくされてきた地域・自治体にとって、非常に参考になる特集です。今回の記事では、特集の中でも特に興味深かった、法政大…

濱口桂一郎さんによる、アラン・シュピオ『労働法批判』の書評

濱口桂一郎さんのhamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)に、アラン・シュピオ『労働法批判』の書評(『労働新聞』)が掲載されていました。 アラン・シュピオ『労働法批判』は、労働者として、そして組合役員として必読の一冊と考えており、読んだ上で市職労ニ…

「現実」主義の感性と陥穽

今回の選挙について、周囲の話題でよく耳にした言葉の一つに、「現実的」という言葉がありました。「○○は現実的だからよい」「××は非現実的だからよくない」といったものです。公務員が仕事をしていく上で、「実現可能性」=「現実的」ということは確かに重…

伊丹市職員労働組合のTwitterのお知らせ

伊丹市職員労働組合は、組合の取組みや労働問題に関するニュース等について、Twitterでも情報発信をしています。ぜひフォローして日々の活動をご確認ください! twitter.com

ハラスメント対策について

1月20日の交渉では、ハラスメント対策についても当局と話し合いました。 昨年の交渉から当局は「ハラスメントに該当することがあれば対応する」という事後対応の重要性を説いています。 一方、組合としては「未然防止こそが重要であり、そのためにアンケート…

魅力ある公務を構築するための取り組み

『人事院月報 令和3年11月号』に興味深い記事がありました。慶應義塾大学総合政策学部教授の清水唯一朗さんの「魅力ある公務に進化するために」という記事です。 www.jinji.go.jp この記事では、国家公務員を対象として行われた調査がまとめられた「公務職場…