伊丹市職員労働組合のブログ

伊丹市職員労働組合の活動の記録

自治研

井手英策「今、必要とされる公共サービス自治~新型コロナウイルス感染症対応から振り返る~」(『月刊 自治研2022.9』⑬)

特別分科会のテーマは「今、必要とされる公共サービス自治」。井手英策さんは、この「公共」という用語に注目し、次のように述べています。 社会学者の盛山和夫は、「公共性」を日本に独特の用語だとことわった上で、「共同性をより高度に引き上げる価値」と…

本村真「子どもの貧困問題を考える」(『月刊 自治研2022.9』⑫)

静岡自治研の第9分科会「SDGs×生活×自治研」の午後の部は「子どもの貧困問題を考える」です。このテーマで重要なことは「貧困」が意味する内容です。 本村真さんは、「低所得」と「貧困」を区別する必要性を指摘しています。「低所得」は「保護者にそれ以外…

大槻拓美「私を起点に考えるSDGsと地方創生」(『月刊 自治研2022.9』⑪)

静岡自治研の第9分科会は「SDGs×生活×自治研」というテーマのもと、午前の部では「私のSDGs」と題して、レクチャーや参加者同士での対話を通じたワークショップが行われます。 この分科会のポイントは「私のSDGs」という言葉そのものにあります。大槻拓美さ…

松岡清志「自治体DXにおける三つの「発想の転換」」(『月刊 自治研2022.9』⑩)

静岡自治研の第8分科会「自治体DX最前線!」では、近年において積極的に取り組みが推進されている自治体DXに関して、松岡清志さんがその動向や諸課題について講演されます。また、現場で働く自治体職員も交えたパネルディスカッションも行われます。 松…

清家順「インフルエンサーマインドでわがまちのSNS成功論を」(『月刊 自治研2022.9』⑨)

静岡自治研の第7分科会「まちおこし」の午後の部は「密着!自治体SNS~今日から君もインフルエンサー~」です。清家順さんによると、企画書には「どのようにすれば、住民の心に届く情報を発信することができるのか」としるされていたようです。私たち伊丹…

多田朋孔「地域おこし協力隊の取り組みを通して」(『月刊 自治研2022.9』⑧)

静岡自治研の第7分科会は「まちおこし」です。午前の部では「地域おこしの協力隊の理想と奮闘」というテーマのもと、多田朋孔さんの講演会と事例の報告が予定されています。 多田さんは、地域づくりが上手くいくかどうかの最大のポイントとして、「地域で主…

池田恵子「多様化する防災の課題 多様な人材の参画で柔軟に対応を」(『月刊 自治研2022.9』⑦)

台風や地震、豪雨による災害の被害が激甚化している現代において、静岡自治研の第6分科会のテーマである「災害に強いまちづくり」は非常に重要な内容です。 池田恵子さんは、多様化する防災の課題に柔軟に対応するために、「被災者の多様性に配慮することが…

福山真劫「平和の危機の中での平和運動の課題」(『月刊 自治研2022.9』⑥)

静岡自治研の第5分科会のテーマは、「コロナ禍の平和運動を探る」です。福山真劫さんは、現在を「戦後最大の平和と民主主義の危機である」(26)と指摘しています。そして、労働組合は「「労働者の権利確立」と「平和と民主主義の確立」のための最重要な団体…

仲岡しゅん「LGBTと共に生きる社会のために」(『月刊 自治研2022.9』⑤)

伊丹市職員労働組合からは、静岡自治研の第4分科会「多様性が尊重される社会にむけて」への参加を予定しています。本分科会への参加を希望した理由は、社会的にも「多様性」が注目を集めており、個人的にも関心があるからです。 この多様性について、仲岡し…

井上信宏「「地域共生社会」の実現のために」(『月刊 自治研2022.9』④)

静岡自治研の第3分科会は「高齢者に優しい各自治体・地域の取り組み」です。井上信宏さんは、現代社会における地域課題に取り組むためのキーワードとして「地域共生社会」を取り上げています。 厚生労働省は、地域共生社会を「地域住民や地域の多様な主体が…

森裕亮「アニメと観光と地方自治:アニメ聖地巡礼がもたらすもの」(『月刊 自治研2022.9』③)

静岡自治研の「第2分科会 アニメ!マンガ!コンテンツを活用した地域活性化」では、「アニメを素材として地域が元気になるという現象を理解し、これからの地方自治のあり方を考えるということが目的である」(20)と、森裕亮さんは説明しています。 そして、…

篠田徹「自治研活動の次世代担い手づくり」(『月刊 自治研2022.9』②)

篠田徹さんは、「第1分科会 自治研入門!来たれ、地域の新たな主役」に関する論考で、自治研活動を次のように説明しています。 自分の仕事や関心があることを通じて、それに関わる人たちと良い時間を過ごしたいと思い、それを好きな時に好きなようにする。…

青木真理子「ちょっと始めてみませんか?やらざあ、自治研ルネサンス!」(『月刊 自治研2022.9』①)

『月刊 自治研2022.9』は、静岡自治研特集号です。今年は伊丹市職労の役員が現地参加を予定しており、自治研活動普及のため、本ブログでもこの特集号を取り上げていきたいと思います。 www.jichiro.gr.jp 青木真理子さんは、静岡自治研のコンセプトを取り上…

武田俊輔「コロナ禍における都市祭礼のレジリエンス-長浜曳山祭の再開を事例として」

『月刊 自治研 2022年8月号』の特集は、「コロナ禍の祭りとコミュニティ」です。コロナ禍の影響で、祭りやイベントの中止・延期を余儀なくされてきた地域・自治体にとって、非常に参考になる特集です。今回の記事では、特集の中でも特に興味深かった、法政大…

第39回地方自治研究集会(静岡自治研)への参加について

地方自治研究集会は2年に一度開催されており、全国各地に赴き、さまざな人びとと交流できる魅力的な活動の一つです。今回は10月7日(金)~8日(土)にかけて、静岡県静岡市で開催されます。 https://www.jichiro.gr.jp/jichiken/index.html 近年、現地参加…