伊丹市職員労働組合のブログ

伊丹市職員労働組合の活動の記録

福山真劫「平和の危機の中での平和運動の課題」(『月刊 自治研2022.9』⑥)

静岡自治研の第5分科会のテーマは、「コロナ禍の平和運動を探る」です。福山真劫さんは、現在を「戦後最大の平和と民主主義の危機である」(26)と指摘しています。そして、労働組合は「「労働者の権利確立」と「平和と民主主義の確立」のための最重要な団体である」(26)として、労働組合・運動を活性化していく必要性を述べています。

二度にわたる世界大戦、米ソ冷戦時代、ソビエト社会主義体制の崩壊、米国一強時代、中東における戦争の拡大、米国支配の揺らぎ、ロシアのウクライナ侵略…世界は大きく動いています。また、近年の日本では、「平和勢力の側も、分裂しての闘いの歴史」(27)となっています。労働組合においても、その力の源泉である「団結力」(26)が低下している状況です。

このような情勢において、平和と民主主義のためにどのような連帯が可能なのか、私たちも一緒に考えていきたいと思います。