伊丹市職員労働組合のブログ

伊丹市職員労働組合の活動の記録

仲岡しゅん「LGBTと共に生きる社会のために」(『月刊 自治研2022.9』⑤)

伊丹市職員労働組合からは、静岡自治研の第4分科会「多様性が尊重される社会にむけて」への参加を予定しています。本分科会への参加を希望した理由は、社会的にも「多様性」が注目を集めており、個人的にも関心があるからです。

この多様性について、仲岡しゅんさんは「多様な性のあり方を尊重することは、一部の人たちだけでなく、万人がより良い環境で生きるためのヒント」(24)であるとして、次のように述べています。

性の多様性の尊重というのは、LGBTという一部の人に限らず、”その人の性別がどうあれ”、その人個人の人生の選択が尊重されているか、という問題であることが分かるのではないかと思います。そしてそれは、この社会の中で未だ劣位に置かれやすい立場にある女性の人生の選択肢の保障や、男女間の格差や不平等の是正という問題とも大きく関わってくるのです。(25)

仲岡さんも指摘していますが、LGBTのような問題は「自分とは関係のない少数の人たちの問題」(24)と他人事のように思いがちですが、決してそうではありません。自治体職員としても、また一人の市民としても、他人事して扱う問題ではなく、社会的に向き合うべき問題です。

「多様な人びとがこの社会で共に生きるために何が必要なのか」(24)、本分科会への参加を通じて学んでいきたいと思います。